摂末社
荒垣をさかいとする境内・境外に合わせて23建てられている摂末社。 出雲大社の祭神である大国主大神の后神・御子神など特に関係の深い神々を祀る摂社と、それに次ぐ末社をご案内しましょう。

<境内の摂社>

●御向社(みむかいのやしろ)
 祭神 須勢理比売命(すせりひめのみこと)
国づくりの大業を輔けられるという大きな功績をたてられ、大神との仲は睦まじく、美しい婦徳の鑑となられた女神です。

●天前社(あまさきのやしろ)
 祭神 蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)
    蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)
大国主大神が手間山(てまやま)で難に遭われた後、大神の火傷の治療と看護に尽くされた女神です。

●筑紫社(つくしのやしろ)
 祭神 多紀理比売命(たぎりひめのみこと)
天照大御神と素戔鳴尊(すさのおのみこと)とのご誓約によって生まれられた女神で、福岡県の宗像大社に祀られる祭神。大国主大神との間に、味耜高彦根神(あぢすきたかひこねのかみ)と高比売命(たかひめのみこと/下照比売命(したてるひめのみこと))をお生みになっています。

●素鵞社(そがのやしろ)
 祭神 素戔鳴尊(すさのおのみこと)
天照大御神の弟神で、出雲国の肥河上での八岐の大蛇退治はあまりにも有名です。また大国主大神の親神であられ、大神に国づくりの大任を授けられました。

●氏社(うじのやしろ)
 祭神 天穂日命(あめのほひのみこと)
天照大御神の第二子、出雲国造の始祖であり、大国主大神の祭祀をつかさどられ、その神裔は出雲大社宮司家として連綿と続き今日に至っています。出雲大社教の教祖と仰ぎます。

氏社(うじのやしろ)
 祭神 宮向宿祢(みやむきのすくね)
天穂日命(あめのほひのみこと)より十七代目の神裔で允恭天皇の元年はじめて國造出雲臣の姓(かばね)を賜りました。

●門神社(もんじんのやしろ)二宇
 祭神 宇治神(うぢのかみ)
    久多美神(くたみのかみ)
大国主大神のお鎮まりになる聖地「おにわ」のご門衛の役として守護される神です。

●釜社(かまのやしろ)
 祭神 宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)
保食神(うけもちのかみ)ともよばれ、食物全般にわたっての主宰神です。

●十九社(じゅうくしゃ)二宇
 祭神 八百萬神(やおよろずのかみ)
神在祭の間(旧暦10/11〜17)、集われた全国各地の神々の宿所となる社です。通常は全国各地の神々の遙拝所です。

<境外の摂社>
●命主社(いのちぬしのやしろ)
 祭神 神産巣日大神(かみむすひのおおかみ)
大国主大神が八十神(やそがみ)たちから迫害を受けられて生死の境にあるとき、幾度もお救いになるなど、大神の国づくりの大事業をことごとくお護りになっています。

●阿式社(あじきのやしろ)
 祭神 味耜高彦根神(あぢすきたかひこねのかみ)
大国主大神と多紀理比売命との間にお生まれになった、農耕の神です。

●乙見社(おとみのやしろ)
 祭神 高比売命(たかひめのみこと/下照比売命(したてるひめのみこと))
大国主大神と多紀理比売命との間にお生まれになり、後に、高天原(たかまのはら)から国土奉献の使者として天降られた天若日子(あめのわかひこ)のお妃となられています。

●三歳社(みとせのやしろ)
 祭神 高比売命(たかひめのみこと)
    事代主神(ことしろぬしのかみ)
    御年神(みとしのかみ)
大国主大神の御子神で、御年神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)の御孫神です。 一月三日未明、この社で行われる「福迎神事」(ふくむかえしんじ)では、参拝者は 福柴(ふくしば)をいただき、一年の開運を祈ります。

●上宮(かみのみや)
 祭神 素戔鳴尊(すさのおのみこと)
    八百萬神(やおよろづのかみ)
旧暦十月、全国各地の神々はこの地に集まられ、この社で神議りされると伝えられています。

●出雲井社(いづもいのやしろ)
 祭神 岐神(ふなどのかみ)
大国主大神が国土奉献されるとき、大神の命により天照大御神の使者の案内役として諸国を巡られ、国内の平定に力を尽くされた神です。道案内(交通安全)、道路を守護する神として慕われています。

●伊那西波岐神社(いなせはぎのかみのやしろ)
 祭神 稲背脛命(いなせはぎのみこと)
天穂日命の御子神で、大国主大神が国土奉献の話し合いをなされた時、大神の命をうけ、三穂之関(美保関)の事代主神のもとに使者として奔走された神です。

●因佐神社(いなさのかみのやしろ)
 祭神 建御雷神(たけみかづちのかみ)
天照大御神の命を受け天降られ、稲佐の浜で大国主大神と国土奉献の話し合いをされた神です。勇武の神として知られています。

●湊社(みなとのやしろ)
 祭神 櫛八玉神(くしやたまのかみ)
大国主大神が国土奉献の大業を終えて天日隅宮(あめのひすのみや、出雲大社のこと)にお鎮まりになるとき、天照大御神の命により「膳夫(かしわで)」となり、鵜になって海底に入り、埴を昨(くい)出でて八十甕(やそびらか)を作り、海布の柄(から)を燧臼(ひきりうす)に作り、海葦(こも)の柄を燧杵(ひきりきね)に作って火を鑽(き)り出し、祝の言葉を述べて大神を饗応された神です。

●下宮(しものみや)
 祭神 天照大御神(あまてらすおおみかみ)

●大歳社(おおとしのやしろ)
 祭神 大歳神(おおとしのかみ)
素戔鳴尊(すさのおのみこと)の御子神で、五穀を守護される神です。

●祓社(はらいのやしろ)
 祭神 祓戸四柱神(はらえどよはしらのかみ)
出雲大社に参拝する人々は、まずここで身心を祓い清めていただきます。
祓戸四柱神とは、瀬津比text神(せおりつひめのかみ)、速開都比text神(はやあきつひめのかみ)、気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)、速佐須良比text神(はやさすらひめのかみ)です。