お知らせ

『日本書紀』成立1300年記念・特別展「出雲と大和」開催のご案内

2019.10.05

 

令和2年(西暦2020年)は我が国最初の国史(勅撰歴史書)である『日本書紀』(養老4年〔720〕)が編纂されて1300年を迎える記念すべき年です。
これを記念して東京・上野の東京国立博物館では、令和2年1月から3月を会期として特別展「出雲と大和」が開催されることとなり、出雲大社からも国宝「秋野鹿蒔絵手箱」をはじめ多くの宝物・文化財を出陳させて頂きます。7年前の平成24年(2012)には、『古事記』編纂1300年を記念して東京・京都の両国立博物館において「出雲」を主題とする特別展が開催され広く関心を集めたことは記憶に新しいと思われます。
今回の特別展では平成12年(2000)に当社境内遺跡より出土した鎌倉時代(13世紀中頃)造営の御本殿の御柱である「心御柱」と「宇豆柱」が同時展示される始めての機会となります。高さ48mと伝えられる御本殿の実在性に現実味を与えた御柱を是非実際に御覧頂
きたいと思います。
出雲・大和両国の関係は古く神代に遡り、国譲神話では大國主大神は目に見えない「幽世」を、皇御孫命(瓊瓊杵尊)は目に見える「顕事」を治めることが約されました。古代において出雲國造がその襲職に際し上京・参内し天皇の御前にて奏上した「出雲國造神賀詞」にもその精神・世界観は色濃く反映されています。国譲神話とともに、出雲國造が遠祖である天穂日命以来、天皇の御代の安泰長久を祈念して美保岐玉をはじめとする御神宝を奉り神賀詞を奏上してきたことが語られる段は、両者の関係性を象徴すると言えます。
古代、天皇は大和において現実世界の政事(まつりごと)を統べり、大國主大神様は幽世において神事を掌り、大國主大神の御杖代である出雲國造はその祭祀の厳修に努めてまいりました。古来、出雲と大和は我が国の始まりを象徴する場所であったと言えます。
遥か1300年前の「国のかたち」を現代に伝える貴重な文化財が一堂に会する特別な機会に、是非足を運んで頂ければ幸いに存じます。

 

出雲と大

 

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