神祜殿

出雲大社-神祜殿

リニューアルオープン日 : 平成29年11月23日

「現在の拝殿(はいでん)は、昭和34年5月に竣功しました。
通常は参拝者の御祈祷が行われ、古伝新嘗祭等のお祭の他、さまざまな奉納行事が行われます。

神祜殿は昭和56年(1981)、建築家菊竹清訓氏の設計により竣功、宝物殿として出雲大社に伝わる貴重な宝物の数々を展示・公開してまいりました。
「神祜」とは「神の助け」、「神から幸を授かる」という意味があります。
「平成の大遷宮」を記念した改修工事により、展示施設を刷新、平成12年(2000)に境内より出土した古代本殿の心御柱など、出雲大社の歴史と信仰を感じて戴ける展示内容となっております。

「天下無双の大厦、国中第一の霊神」と称えられる出雲大社。
御祭神大国主大神は「所造天下大神」と称えられる一方、縁結びの神、福の神たる「だいこくさま」としても広く世人に親しまれています。
その歴史・伝統の不易なるは、御本殿の高大性が今も神話以来の伝統そのままにあることが物語っています。
それは歴世に継承されてきた人々の祈りであり、現在当社に伝えられる宝物の1つ1つはその祈りの証でもあります。

国宝「秋野鹿蒔絵手箱」をはじめとする伝世品の数々は、美術工芸品や考古遺物といった枠を超えて、私たちに何かを語りかけてきます。
この展示を通じて、歴世の人々の祈りとその歴史の一端を知って戴ければ幸いです。

  • 古代御本殿心御柱

  • 1階展示室

  • 1階展示室

  • 2階展示室